欧州各国、感染状況悪化で厳しい行動規制

　英国が23日に発表した統計データによりますと、10日から16日にかけての一週間、イングランド地区では、1日の新型コロナウイルスの感染者が約3万5200人に達しました。英国内の複数の地区は、23日から最も厳しい規制対策を実施しています。

　現地時間の23日零時1分、グレーター・マンチェスター地区はイングランドにおける最上級感染症防止策の第3段階対策を実施し始めました。これに先立ち、リバプールとランカシャー州でも最も厳しいレベルの対策を実施しています。第3段階対策には、食事なしの酒場やバーなどの営業の一時停止、異なる家族の室内または屋外での集いの禁止などが盛り込まれています。

　同日、イタリア北部のロンバルディーア州政府は、病院の実際の状況に応じて、非緊急手術の減少を決めたほか、23日午後から、ミラノコンベンションセンターの臨時病院を再稼動しました。

　スロバキアは現地時間の22日に、全国で外出禁止令を出し、今月の24日から来月11月1日にかけて、外出が禁じられます。

　ポルトガル議会は現地時間の23日、屋外でのマスク着用を義務付ける法令を採択しました。この法令の継続期間は、少なくとも70日間で、延長も可能となっています。

　ルクセンブルクは23日、26日から、一世帯の接触できる上限人数を4人までとし、夜11時から翌日6時までは夜間外出禁令を適応し、スポーツ試合を先送りすると発表しました。（朱　CK）