北京
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中国国家統計局は19日、第1-3四半期(1-9月)の中国の主要な経済指標を発表しました。強い関心の対象になった中国経済の指標ですが、多くの国の人々やメディアが、望ましい情勢であり、中国経済の急速な回復は世界経済の回復を後押しするとの見方を示しました。
オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)エコノミスト トミー・シエ氏
オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)のエコノミストであるトミー・シエ氏は、「中国が発表した経済指標は、中国がコロナ禍から力強く回復しつつあることを示しており、この経済成長は世界経済にも恩恵をもたらすだろう」との見方を示しました。
インディアグローバルシンクタンク中国研究センター プラソン・シャルマ主任
インディアグローバルシンクタンク中国研究センターのプラソン・シャルマ主任は、「中国の国内総生産(GDP)の伸びは人々を鼓舞するものであり、非常に注目される」と述べました。
米ニューヨーク・タイムズ紙は、「世界の大部分の地域が現在も新型肺炎への対策に追われる中、中国は疫病を抑えることが経済の急速な回復につながることを改めて、世界に向けて証明した」と報じました。
英フィナンシャル・タイムズ紙は、中国の今年の第3四半期(6-9月)のGDP成長率は4.9%で、感染症発生前の同期水準に徐々に近づきつつあると紹介しました。
国際通貨基金(IMF)財政担当部門 ビクター・ガスパー主任
国際通貨基金(IMF)財政担当部門のビクター・ガスパー主任は、「中国は今年、プラス成長を実現するだろう。これは非常に肯定的な成果だ」との見方を示しました。(怡康、鈴木)