北京
PM2.577
23/19
外交部の趙立堅報道官は20日の定例記者会見で、一部の国の債務問題について、「米国をはじめとする先進国の商業債権と国際金融機関からの借款は多くの国の債務の大半を占めている。中国はこれらの国の債務問題を招いた責任者ではない」とコメントしました。
米国輸出入銀行のリード総裁が17日に「中国側の旨味がありそうな取引は真実ではない」などとする文章を掲載しました。このことを受け、趙報道官は関連の質問に答えた際、「関連の発言は事実無根である」と述べました。さらに、「中国は需要のある国々に対して融資面でのサポートを積極的に提供しており、経済面でのニーズに応えている。中国と諸外国との関連の協力は協議、協働、共有という原則に基づくものであり、世界経済成長の推進や貿易投資協力の促進、各国の民生改善に取り組む上で重要な役割を果たしているとともに、相手国から歓迎されている」と述べ、「米国側の一部の人による発言は酸っぱいブドウの心理によるものだ」と指摘しました。
趙報道官はまた、「一部の国の債務問題は関係国家のファンダメンタルズに関わっているほか、全世界のマクロ経済環境の変化とも密接に関連している。債務上の困難を抱える国に対して、中国は一貫して返済の催促を行わず、関連国家との協議を保ちながら、その需要に応じて債務の減免措置を講じている」と強調しました。(洋、星)