北京
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外交部の趙立堅報道官は20日の定例記者会見で、「米国側はチベット問題を利用して中国の内政に干渉し、チベットの安定を破壊する行為を停止するとともに、『チベット独立』勢力の分裂活動にいかなる支持も提供してはならない。中国側は国益を守るため、必要なあらゆる措置を取っていく」と表明しました。
報道によりますと、「ガンデンポタン」(チベット亡命政府)は16日、「リーダーのロブサン・センゲ氏が米国務省で『チベット事務特別調整員』と呼ばれる新任のデストロ国務次官補と会談した」とする声明を発表しました。これについて趙報道官は、「チベット問題は中国の内政であり、いかなる外部勢力の干渉も許されない。中国はすでに米国に厳正な申し入れをした」と述べました。
さらに、「『ガンデンポタン』は、チベットの独立を図ろうとする分離主義政治団体である。中国の憲法や法律に完全に違反しており、世界中のいかなる国にも認められていない。デストロ米国務次官補の関連する会見は、米国のチベット独立を支持せず、ガンデンポタンを認めないとする約束や政策、立場に著しく違反している。チベット独立勢力に極めて間違った発信をした」と指摘しました。(閣、星)