北京
PM2.577
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イラン外務省は18日声明を発表し、イランに対する国連の武器禁輸措置が同日から解除されると宣言しました。
声明は「イラン核問題に関する最終合意に決められたように、対イラン武器禁輸の解除は無条件なもので、新たな協議を必要とせず、国連安全保障理事会の声明や新たな措置もいらない」としています。
声明はさらに「18日から、イランへの武器譲渡や関連する活動と金融サービスに対するすべての制限、およびイランの一部公民と軍関係者に対する国連メンバー国への立ち入りあるいは通過禁止などの措置がすべて解除される」と述べました。
声明はまた、「自国防衛の需要に基づいてイランはいかなる法律的制限をも受けずに、あらゆるルートを通じて必要とするあらゆる武器と装備を購入することができ、自国の政策に基づいて防御武器を輸出することもできる」としています。
なお、イランに対する国連の武器禁輸措置は、2007年3月に安保理の決議によって決まったものです。その決議およびその後に採択された決議には、イランに対する武器禁輸措置はイラン核問題に関する最終合意の正式発効から5年後、すなわち2020年10月18日に解除されると明らかに記されています。(Mou、浅野)