王毅国務委員兼外交部長、カンボジアのハオ・ナムホン副首相と会談

　カンボジアを公式訪問中の王毅国務委員兼外交部長は11日、中国・カンボジア政府間協調委員会のカンボジア側議長を務めるハオ・ナムホン副首相と会談しました。

　王外交部長は、「カンボジアを東南アジア歴訪の最初の訪問国にしたのは、両国が確固たる友情で結ばれた友人であり、運命共同体でもあるからだ。現在、各分野における両国の互恵協力は強い勢いを保っている。中国は引き続き、カンボジアの新型コロナ対策を支持し、優先的にカンボジアにワクチンを提供し、より多くのカンボジアの良質な農産物を購入していく」と述べました。

　王外交部長はまた、「中国とカンボジアは、まもなく自由貿易協定に調印する。それは、両国の貿易の発展を促すことになるだけでなく、カンボジアがポストコロナ時代の課題に対応する上で積極的な役割を果たすことになるだろう」と指摘しました。

　それに対して、ハオ・ナムホン副首相は、新型コロナウイルスとの戦いにおける中国の成果を高く評価し、中国によるカンボジアへの支援物資の提供と医療チームの派遣に感謝の意を表しました。また、「中国と共に、両国の運命共同体の構築に関する行動計画を確実に実行し、両国関係をさらなる高みへと引き上げたい」と述べました。（藍、柳川）