北京
PM2.523
3/-2
今年4月に、アフリカの新型コロナウイルス感染症対策を支援するため、世界銀行と国際通貨基金(IMF)は共同で、「アフリカ支援のために動員しよう」をテーマとする国際協力を要請しました。アフリカでの感染拡大が続くことを受け、両機関は今月9日、6カ月ぶりにアフリカへの支援を再び呼びかけました。
国連のグテーレス事務総長は、アフリカが現在直面する状況について、「今回の感染症危機によって、アフリカ諸国で資金の流動性の低下や赤字の増加が深刻化している」と指摘しました。また、IMFや世界銀行を含む多国間の開発銀行が重要なサポートを提供しているものの、今後を見据えた持続的な回復を支えるための更なる資源提供の必要性を訴えました。
世界銀行のマルパス総裁は、「新型コロナウイルス感染症のパンデミックとアフリカ地域の衝突続発によって、貧困問題に関する試練が一層厳しくなっている。現在、世界銀行は既に111カ国で緊急支援プロジェクトを繰り広げている」と述べました。その上で、今後3年の間に、世界銀行がアフリカに500億ドル規模の優遇資金を提供し、地域の回復と長期的な発展を支援していく考えを明らかにしました。(洋、CK)