北京
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貧困撲滅は、世界経済の発展の成果を全世界の人々が共有するうえでの必然的な要求であり、経済グローバル化を推進していくうえで通るべき重要な道筋です。中国は貧困扶助分野における国際協力に積極的に取り組み、国連の『持続可能な開発のための 2030アジェンダ』で設定された目標を、国際社会と共に実現させるべく努めてきました。そうした中国の努力と貢献は世界から評価されています。
国際農業開発基金(IFAD)のマテオ・マルキジオ中国駐在代表は、記者のインタビューに答え、「中国の貧困撲滅への理念と措置は、その他の発展途上国が参考するに値する」と指摘しました。
マルキジオ代表は、「中国では、まず貧困扶助の対象とすべき人々と、貧困に陥る原因の調査・分析が行われている。そして、原因に合わせた措置を取ることで、彼らの貧困脱出に協力している。この手法と理念を他の国々にも薦めたい。もちろん、単純にコピーすればいいというものではないが、中国の『精準扶貧』(ターゲットを絞った精確な扶助)という戦略の効果は証明されている」と述べました。
また、国連のファブリツィオ・ホスチャイルド事務次長は、国内の貧困撲滅に努めるだけでなく、他の発展途上国の貧困脱却にも協力する中国の姿勢に賞賛の意を表しました。
ファブリツィオ事務次長は、「中国は国連がリードする発展計画の重要な資金提供者になっている。これは貧困撲滅において非常に重要なことだ。中国はまた、南南協力でも大きく寄与してきた。その取組みは他の地域の発展にとってますます重要なものとなっている」と指摘しました。(藍、謙)