北京
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習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席は29日、ベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長・国家主席と電話会談を行いました。
習総書記は、「中越両国が共に中秋節を祝うにあたり、グエン・フー・チョン同志との電話会談をうれしく思う。新型コロナウイルス感染症への対応で、中越の両党両国は支え合い、手を携えて、感染拡大の予防と抑制で大きな成果を収めた。中国は、ワクチン生産などの協力におけるベトナムとの話し合いを重視し、ワクチンの研究開発が完成して使用された後、それを優先して発展途上国に提供していく」と述べました。
習総書記はさらに、「今年は中越国交樹立70周年にあたる。両国は共産党の指導と社会主義制度を堅持し、両党指導者の政治的リーダーシップと理論・経験の交流を堅持すべきだ。両国の実務協力を推進し、『一帯一路』と『両廊一圏』(「昆明―ラオカイ―ハノイーハイフォンークアンニン」「南寧―ランソン―ハノイーハイフォンークアンニン」の経済回廊と環北部湾経済圏)の連係と協力を推し進めるべきだ。多国間主義と世界の公平・正義を堅持し、友好的な話し合いを通じて矛盾と食い違いを解決し、世界と地域の平和と発展の良い勢いを守るべきだ」と強調しました。
グエン・フー・チョン書記長は、「国交樹立70年来、両国関係は全般に前向きな発展の勢いを保っている。世界情勢は現在、急速かつ複雑に変化している。中国と引き続き、両党両国間の政治的相互信頼を深め、経済貿易協力の新たな進展を促し、多国間の枠組みの下で連係を強め、平和で安定した発展の環境を共同で維持し、既存の問題を適切に処理し、両党両国関係の新たな歴史的発展を推し進めていきたい」と述べました。(Mou、柳川)