HiPhi (高合) X
9月24日、北京国際モーターショーの開催を前に、新興電気自動車(EV)メーカーの華人運通(Human Horizons)が初の高級電気スーパーカーSUV「HiPhi (高合) X」を世界初公開しました。
発売価格は68万元から80万元、車種は６座席と4座席の２車種です。世界初の進化可能スーパーカーSUVとして、「HiPhi (高合) X」はHOA（HumanOriented Architecture）という世界初のオープン電子電気アーキテクチャーを基に開発されたもので、ハードウェアとソフトフェアの分離を実現しました。ハードフェアを変えない前提で、ソフトウェアはFOTA（Firmware Over-The-air）、いわゆるスマートフォンなどの携帯機器や車載機器のフォームウェアで無線通信することによって、「TECHLUXE（R）」ラグジュアリー技術体験で将来の輸送の無限の可能性を引き出します。
HiPhi (高合) Xの仕様価格
HiPhi (高合) X 世界初の代名詞に
世界初の進化するスーパーSUVとして、HiPhi (高合) Xは中心的な電子構造で進化するほか、ハードウェア面でも未来志向であるため、初公開時に大変な注目を浴びました。世界初のNTドアが乗降時に6つのエレガント方式で展開でき、伝統的なデザインとは全く異なります。
世界初のNTドア
搭載された２世代電気システムがHiPhi (高合) Xのスマートコントロールを実現させました。
ハンドルレスのスマートエントリ
HiPhi (高合) Xのヘッドランプも見所です。世界初の進化するカスタマイズデジタルランプシステムを搭載し、先端ライティングシステムには、PML （Programmable Matrix Lighting）とISD（Intelligent Signal Display）という２つの重要エレメントがあります。
こうしたテクノロジーが現実世界のアプリケーションに向けて設計され、車自体が道路環境を検知し、その各シナリオに応じて自動的に調整することが可能になっています。４種の運転時の照明パターン、６種の知能照明、２種の歩行者配慮メカニズムが導入され、安全性を向上させています。
PMLとISDライティングシステム
PMLカスタマイズスマートヘッドランプ
ISD絵文字により、外部との交流を実現しました。異なるドライブシーンにより、ISDは７つのシグナルを発し、車と車、車と人の交流を効率よくします。HOAによって、ソフトウェアとハードウェアが分離できているため、ユーザーがアプリを通じてライトをセッティングできるようになりました。これもユーザーに与えられた世界初のシステムです。
ISDライティングシステム
このほど、HiPhi (高合) Xの内装情報も次々と公開されました。室内には14.6インチのメーター、16．9インチのフルLCDインストルメンツ群、19．9インチの助手席多機能ディスプレイのほか、メディアのストリーミングができるバックミラーが搭載されています。高解像度のカラーHUD、静電容量式ドアタッチパネルとTouch-Padステアリングホイールコントロールの搭載は国内初です。
HiPhi (高合) X内装
ステレオシステムについて、 HiPhi (高合) X には世界初の進化するデジタルオーディオシステムが搭載されています。しかもそれは英国を代表とする老舗オーディオブランドのメリディアン製のものです。英国にとって、最高レベルとして知られるメリディアンが中国の自動車企業との１回目の協力企業となりました。
写真9：英国のメリディアンオーディオシステム
新たなレベル 華人運通が未来志向の交通を定義
HOAについて重ねて紹介してきましたが、一体どのようなものなのでしょうか。HOAとは華人運通が自主開発した車両電子プラットフォームVEA（Vehicle Electronics Architecture）のことです。そして、オープニング車両電気制御（VEA）、道路検知プラットフォーム（RSA）、都市データプラットフォーム（CDA）の３つで構成されています。今後、HOAは開放型の開発パターンを加え、より多くの協力パートナーと第３者開発者とユーザーにハードウェアを利用する機会を与え、車両の知能的なアプリを開発し、ユーザーに持続的に進化する環境を提供します。
HOA（HumanOriented Architecture）
華人運通のL4 AVPは駐車場内のGPS電波がない状況においても、センサーが行き届かない広範な死角などの問題を解消できるため、HiPhi (高合) Xは現在最も頼れるパーキング機能を有しているといえます。
レベル4の自動バレーパーキング（L4 AVP）
多くの自動車製造企業が電気化モデルチェンジに取り組む中、華人運通は率先して新たな事業を繰り広げています。未来はスマートカー、スマート交通、スマートシティに基づくものです。
最後に、もしスマートシティが今後の外出の基礎となれば、HiPhi (高合) Xはそのキャリアーとなり、夢の出発点となるでしょう。（殷、CK）
