北京
PM2.577
3/-2
米国務省は25日、公式サイト上で「中国の環境破壊」と称するリストを発表し、温室効果ガス排出、海洋ゴミ、違法漁業、野性動物の密輸などを取り上げて中国を非難しました。これに対して、外交部の汪文斌報道官は、「米国が政治目的で行う、新たな反中国の茶番劇だ。米国が発表したのは事実上、虚偽のリストである。嘘は事実の前に簡単に崩れるものだ」と指摘しました。
汪報道官は「中国の気候変動対応の成果は誰もが認めるものである。2019年末までに、中国のGDP当たりの二酸化炭素排出率は2005年より48.1%低下した。また、2000年に以降に全世界で増えた緑化面積のうち、4分の1が中国のものだ。習近平国家主席は9月22日に開かれた第75回国連総会の一般討論で、中国の二酸化炭素排出が2030年までにピーク値に達するようにし、2060年までにカーボンニュートラルを実現させると発表した」と強調しました。
さらに、「中国は米国に対し、政治をもてあそんだり悪意ある中傷を行ったりすることを停止し、全世界の環境のために実際の行動をとり、トラブルを減らすよう促したい」と述べました。(玉華、謙)