北京
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中国の張軍国連代表は現地時間24日、安保理の「ポストコロナ」のグローバルガバナンスに関するテレビ電話方式による首脳会議で発言し、米国の国連代表による国連や中国に対する悪意ある攻撃に強く反論しました。
張代表は、「圧倒的多数の安保理のメンバー国は多国間主義を堅持し、団結や協力を強化するよう呼びかけている。残念なことに米国は再び、会議の雰囲気に合わない雑音を発した。中国は、米国の理不尽な非難に断固として反対し、拒絶する」と強調しました。
張代表はさらに、「米国の一部の政治家は最近、他国や国連の機関を攻撃する『強迫症』に陥ったようだ。そのような言動では、ウイルスを追い払うことができないばかりか、全世界による団結して新型コロナウイルスと戦う努力を最大限に妨害している。私は『ここまでにしなさい。あなた方はすでに、世界に十分すぎるほどの面倒をもたらした』と、ご忠告申し上げる」と述べました。
張代表はまた、「突如として襲ってきた新型コロナウイルス感染症に対して、中国国民は一丸となって戦った。莫大な犠牲と努力を費やしたことは明白な事実だ。中国が世界の新型コロナウイルスへの対応で果たした重要な貢献は世界が認められている」と論じた上で、「米国の新型コロナウイルスへの対応失敗は、自らが引き起こしたものだ。これまでに700万人の感染が確認され、20万以上の人が死亡している。世界で最も進んだ医療技術や最も完備された医療システムを持つ米国がなぜ、感染者と死亡者が最も多い国になったのか。このことに責任者がいるとすれば、それはアメリカの一部政治家だ」と指摘しました。
張代表は最後に、「米国は他人を非難しても、自らの問題を解決できないと気づくべきだ。大国ならばなおさら、大国としての風格を示すべきだ。世界は現在、数々の試練に直面しており、大国には特別な責任がある。中国はその他の国と同様に、米国が世界の平和や人類の進歩に重要な貢献を果たすことを期待している」と述べました。(藍、鈴木)