北京
PM2.577
23/19
国連創設75周年記念のハイレベルサミットにおける習近平国家主席の演説は、各国で前向きに評価されています。日本の鳩山由紀夫元首相はCRIからのインタビューで、習主席の発言に呼応して「新型コロナウイルスとの戦いでは国際協力が重要」と訴え、国連が今後も多国間協調の枠組みとして重要な役割を果たしていくことに期待を示しました。
鳩山氏はインタビューの中で、「新型コロナウイルスの世界的な蔓延は、人類が運命共同体に住んでいることをはっきりと示した」と話し、中国が国内で新型コロナの封じ込めに成功し、他の国々に支援を行ったことに対して「敬意を表する」と評価しました。また、「東アジア防疫共同体の構築を提案したい。中国が自らの経験と知見を世界と共有し、この運命共同体のリード役となることを心から期待する」と述べました。
近ごろ、世界中のウェブサイトや紙面に「デカップリング(切り離し)」という言葉が踊るようになったことについて、鳩山氏は「コロナ後の世界経済の復調にマイナスとなろう」と憂慮を示したうえで、「グローバリゼーションは世界の大きな流れとして、止めるべきではないし、止められはしない」と強調しました。
また、習近平主席が演説の中で、「人類にはグリーンな成長、グリーンなライフスタイルの速やかな確立に向け、自己改革が必要である」と訴えたことについて、鳩山氏は「持続可能な成長目標(SDGs)の本質をとてもわかりやすく表現した」と評価しました。そのうえで、近年、日本でも洪水被害などが頻発し深刻化していることを挙げて、「これは地球温暖化の影響によるものであり、一国の取り組みでは解決できない。パリ協定から離脱した国を含め、世界中でエネルギー問題に取り組む必要がある。日中はこの分野で国際社会の世論づくりをリードしていくべきだ」と唱えています。
鳩山氏はさらに、国連について、「多国間協調の枠組みとして極めて重要な役割を果たしてきた」と評価したうえで、「一部の常任理事国が自国利益の追求に走れば、制度上、国連の機能は低下する。しかし、人々の中に国際平和を願う気持ちがある限り、国連は多国間協調の枠組みとして重要な役割を果たし続ける」とグローバルガバナンスにおける国連の役割に期待を寄せました。
(取材:王小燕)