北京
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米政府高官の台湾訪問について、外交部の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で、「中国に対する政治的挑発行為であり、台湾独立運動を行う分裂勢力への支持である。これは中米両国関係と台湾海峡の平和と安定を破壊する動きだ。中国は断固反対し、強く非難する」と強調しました。また、「『台湾独立運動』には活路がなく、それを容認し支持する行為は必ずや失敗に終わるだろう」と、米の動きに対する中国政府の厳正な立場を示しました。
報道によりますと、米のキース・クラック国務次官が17日から19日にかけて台湾を訪問し、蔡英文氏らと話し合ったほか、李登輝氏を偲ぶ行事にも参加しました。これは、8月のアレックス・アザー保健福祉長官の台湾入りに続く、米政府高官による再度の台湾入りとなりました。
これについて汪報道官は「中国は米と台湾の公式の往来について、いかなる形によるものであっても反対する。だが米側は最近、高官を台湾に派遣することに固執している。これは『一つの中国』の原則と両国間の三つの共同コミュニケの規定に違反している」と指摘し、さらに、「中国は必ず、個人を対象とするものも含めた正当な対策を講じる。重要な国際問題と地域問題における両国の協調と協力は、米側の関連行為によってさらに損なわれる。米は相応の責任をすべて負わなければならない」と述べました。(朱 謙)