北京
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ロイター通信の20日付報道によると、米国ではウィーチャット・ユーザーズ・アライアンスなどの団体が起こした訴訟を受け、カリフォルニア州サンフランシスコの連邦地裁判事は、同国商務省が18日に発表した通信アプリ「微信(ウィーチャット)」海外バージョンへの制限を、暫定的に差し止めることを言い渡しました。このことで、アップルとグーグルがそれぞれのアプリストアからウィーチャットを20日に削除することも、阻止されました。
同地裁のビーラー判事は、トランプ政権が称する「ウィーチャットが米国の国家安全を脅かす」という告発は具体的な証拠が不足しており、ウィーチャットに対する制限がどのように米国の国家利益の保護につながるかを説明できていないと述べました。アメリカ商務省は現在まで、同判決に対するコメントを控えているとのことです。(任春生、鈴木)