北京
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王毅国務委員兼外交部長は18日、要請に応じてブラジルのアラウージョ外相と電話会談を行いました。
王外交部長は、「習近平国家主席とボルソナロ大統領は去年に相互訪問を行った。また、新型コロナウイルス感染症が発生した後も数回にわたって電話会談し、書簡を交換し、両国関係の発展の方向性を明示した。次の段階において双方は両元首の共通認識を実行に移し、感染症の長期化と予防・抑制の常態化といった新情勢に応じ、『ポスト・コロナ時代』に着眼して、中国とブラジルの友好協力の基調をしっかりと把握しながら、両国関係の安定した発展を推進していくべきだ」と述べました。
また、「新型コロナウイルス感染症のショックに直面してもなお、両国の実務協力は依然として成長している。中国は今後も、ブラジルの良質な農産品に市場を開放し、第3回中国国際輸入博覧会へのブラジルの参加を歓迎する。また、石油・天然ガス、電力、鉱業、インフラ整備などの分野での投資協力を拡大するとともに、技術イノベーション協力の『新たなポジション』を構築し、デジタル経済やクリーンエネルギー、スマート農業、遠隔医療、スマート都市、5G通信、ビッグデータなどの新しい協力プラットフォームを育成して両国の産業のグレードアップとデジタル化モデルチェンジを推し進めていきたい」と強調しました。
これに対し、アラウージョ外相は「ブラジルは中国と、ワクチンの開発や生産などの分野での協力を強化したい。世界で経済成長が最も速い2つの新興経済体として、ブラジルと中国は成熟し、互恵的で安定的な二国間関係を構築した。ブラジルは中国との関係を高度に重視し、中国と共に両国指導者の共通認識を着実に実行し、既存の協力メカニズムを果たし、農業、貿易、投資、環境保護、クリーンエネルギー、デジタル経済などの分野での実務協力を深めていきたい」と述べました。(玉華、謙)