小康生活は花のようにますます美しく咲いている

　雲南省昆明市斗南花卉市場はアジア最大の切り花取引市場です。斗南鎮は特色ある花卉産業の発展に力を入れ、花で小康生活（いくらかゆとりのある生活）への路を敷き、今では、村人たちの生活も花のように、ますます美しく咲き誇っています。

斗南の花卉栽培農家・華明昇さん

　華明昇さんは雲南省昆明斗南村の「第1世代」の花卉栽培農家です。30年以上前、野菜作りで生計を立てていたこの「野菜専門村」が、国内外で有名な「斗南花都」になるとは誰も想像がつかなかったでしょう。

昆明斗南花卉市場

　1980年代末、華明昇さんと村人たちは野菜畑で花を栽培することを試み、政府も農家の販路を広げるため、花卉市場を立ち上げました。市場が賑わいを増すのにつれて、村人たちは花の栽培や販売で豊かになる新しい道を歩んできました。現在では、斗南は国際的な花卉取引市場と集散地に発展し、新鮮な切り花の取引量、取引額、輸出額は22年連続で全国1位となり、斗南周辺の13万人の雇用をけん引しています。

　今年、突然襲った感染症により、斗南の花卉栽培農家は大きな被害を受けました。感染症の影響を軽減するため、政府が花卉栽培農家、花卉販売商と電子商取引プラットフォームの提携の橋渡しに乗り出し、「ライブ配信+農業支援+電子商取引」という新しい取引モデルが新たな市場を開拓しました。（雲、坂下）

斗南花卉栽培農家がライブ配信で花を販売