北京
PM2.577
23/19
ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)はこのほど、公式サイトに「中国は初めて、ドイツにとって最大の輸出先国となった」を見出しとする記事を掲載しました。同記事によれば、ドイツから中国への輸出は第2四半期、初めて米国やその他の国を超えたとのことです。記事はさらに、「ドイツの輸出業者は過去のいかなる時期にも増して、中国関連業務に頼っている」と論じ、ドイツの四半期における対中輸出が米国など他の国を上回った理由として、中国がより早く新型コロナウイルス感染症の危機から回復したことを挙げました。
ドイツ連邦統計局はロイター社の問い合わせに対して、「ドイツの対中国輸出総額は4~6月、230億ユーロ(約2兆9000億円)に達した。一方で、長年に渡りドイツにとっての最大輸出先国だった米国への輸出は同時期に200億ユーロ(約2兆5000億円)だった」と説明しました。
FAZは、「長い目で見れば、中国の経済はさらに成長していく可能性がある。したがって、市場としての重要性はさらに増す」と指摘しました。(藍、鈴木 )