北京
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習近平国家主席は14日夜、北京で、欧州連合(EU)輪番議長国であるドイツのメルケル首相、欧州理事会のミシェル議長、欧州委員会のフォンデアライエン委員長らとテレビ会議形式で会談を行いました。ブリュッセルに本部を置くEU中国商会は、会談に非常に注目しており、「中国、ドイツ、EUの指導者らが多国間主義や自由貿易を共に維持していく意欲を示したメッセージを発信し、在欧中国系企業により大きな自信を与えてくれた」と表明しました。
周立紅EU中国商会会長
EU中国商会の周立紅会長は、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応じ、中国、ドイツ、EUの首脳による今回の会談について、「歴史的なもので、深遠な意義がある」と指摘しました。
新型コロナウイルス感染症の流行は、EUの経済に試練をもたらし、それによりEU内部では保護主義が台頭しています。これについて、周会長は、「こうした特別な背景の下で、中国、ドイツ、EUの首脳らが『多国間主義を断固として維持し、共にグローバルな試練に対応していく』と改めて強調したことは、中国と欧州の経済貿易関係の発展に重要な意義を持つ」と述べました。
2018年に発足したEU中国商会は、中国の対欧州経済貿易活動をさらに促進し、EUに関する政策研究を強化することを通じて、在欧中国系企業のためによりよいビジネス環境の実現を目指すことを趣旨としています。EU中国商会には現在、約70社のメンバーがいて、約1000社の在欧中国系企業を代表しています。(藍、柳川)