北京
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外交部の趙立堅報道官は8日の定例記者会見で、東アジア協力関連の外相会議が9日から12日までテレビ会議の形で開催され、ASEAN輪番議長国であるベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相の招きに応じ、王毅国務委員兼外交部長が9日の関連会議に出席する予定であると発表しました。
今回の会議への中国側の期待について趙報道官は「新型コロナウイルス感染症は現在も世界的に猛威を振るっており、各国は感染対策と経済回復という2つの大きな試練に直面している。中国側が今回の外相会議に期待するのは、団結による新型コロナとの戦い、および共同での発展計画という2大テーマに焦点を当てることや、現在に立脚し、長期的な視野を持って、地域の新型コロナとの戦いの成果をさらに強固にし、コロナ後の経済回復を促進し、東アジア地域の安定と発展のために新たな原動力を注ぎ込むこと、今年末の東アジア協力指導者関連会議のために豊富な成果を蓄積することである」と述べました。
今年、新型コロナウイルス感染症の発生以降、中国とASEANは手を携えて感染症と戦い、経済を安定させ、国民生活を守り、戦略的パートナーシップの中身をさらに深めてきました。上半期に双方の貿易投資協力は共に低迷するどころか向上し、ASEANは初めて中国にとって最大の貿易パートナーとなりました。この事実を踏まえて趙報道官はさらに、「中国側は来年の中国・ASEAN対話関係樹立30周年を契機に、各分野の実務協力をよりよく計画し、推進し、双方の関係を新たな段階に引き上げていく」と指摘しました。(雲、謙)