王毅外交部長、フランス国際問題研究所で講演

2020-08-31 12:32  CRI

 王毅国務委員兼外交部長は現地時間8月30日、フランス国際問題研究所で、「団結と協力、開放と包容、人類の平和的発展の進歩と潮流を共同で守る」と題した講演を行いました。

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現地時間8月30日、フランス国際問題研究所で「団結と協力、開放と包容、人類の平和的発展の進歩と潮流を共同で守る」と題した講演を行う王毅国務委員兼外交部長

 王部長は講演で、「この半年間、突然発生した新型コロナウイルス感染症が全世界を席巻した。だがそれよりも恐ろしいのは、恨みや対抗を生み出した『政治ウイルス』だ。感染症を政治化し、レッテルを貼り、さらに特定の国に汚名を着せるような行為は、自身の問題を解決できないばかりか、国際社会の団結と協力を著しくむしばむことになる」と強調しました。

 王部長は「中国は終始、世界平和の建設者、国際秩序の維持者、グローバル化の推進者、世界発展の貢献者である。中国人民が選んだ発展の道は、14億の中国人民の願望に従い、平和的発展の時代の潮流に順応するものであり、今後ももちろん、揺るぎなく続けていく」と述べました。

 王部長は「中国は一層、内需と対外開放を拡大し、中国の発展の利益を世界とシェアしていく。中国は引き続き、平和的で、開放的で、協力的で、ウィンウィンな、包容力のある発展を遂げていく」と表明しました。

 王部長はまた、「百年未曾有の大変局や感染症に直面し、中国と欧州は、人類の未来や運命に責任を負う態度を取り、人民の根本的利益から出発し、平和的発展や多国間主義、互恵協力を堅持し、手を携えて世界的な試練に対応しなければならない」と指摘しました。

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 王部長は「今年は中国と欧州連合(EU)の外交関係樹立45周年に当たる。双方には根本的な利害の衝突はなく、協力は競争よりはるかに大きく、共通認識が意見の相違よりはるかに多い。双方は平等的対話により相互信頼を増やし、互恵協力によりウィンウィンを実現し、建設的話し合いにより食い違いを適切に処理し、連携を強化することにより世界的な試練に必ず対応できると信じている」と述べました。

 王部長は「中国は終始、EUの地位や役割を重視しており、国際問題において欧州がより大きな役割を果たすことを支持する。感染症対策やその後の回復を図る重要なこの時期に、双方は一層、団結や協力を強化し、感染症対策、投資強化、エコとデジタル、多角的な協力という4つの分野でのパートナーシップの構築に向けて努力すべきだ」と強調しました。(閣、柳川)

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