アメックスが杭州市で合弁会社設立

　28日、中国東部の浙江省杭州市でトラベラーズチェックとクレジットカードの発行元であるアメリカン・エキスプレス（アメックス）の合弁会社の発足式が行われました。中国の銀行カード決済市場の新たな旅が始まりました。

　合弁会社の名前は、エキスプレス（杭州）テクノロジー・サービスカンパニー＜連通（杭州）技術サービス有限公司＞です。中国銀聯（チャイナ・ユニオンペイ、China UnionPay）に次ぐ中国で2番目の銀行カード決済機関となり、中国と外国の合同による最初の銀行カード決済機関でもあります。

　免許取得後はアメックスの銀行カードが中国で発行されることになり、関連ビジネスを処理することができます。より多くの中国人がアメックスカードを使用できるようになれば、中国通貨の国際化に大きなメリットがあると見られています。

　なお、中国は2018年4月に市場参入を大幅に緩和して以降、50以上の特定の開放措置を展開してきました。それにより金融業界の開放は加速の一途をたどっています。（李、星）