北京
PM2.577
23/19
中国の張軍国連大使は25日に開かれた国連安全保障理事会の会議で発言し、米国が求めた対イラン国連制裁の全面復活「スナップバック(元の状態にすばやく戻す)」に反対する立場を改めて強調しました。
張軍大使は「イラン核合意の参加国および絶対多数の安保理メンバー国は米国が合意参加国としての資格を失ったと見ており、対イラン制裁の復活を国連に求めたことに法的根拠はなく、道理も通らない。安保理は国際社会の意見を十分に尊重し、自らの威信と権威を擁護し、世界の平和と安全を守る職責を着実に果たすべきである。中国はイラン核問題の関係国とともに問題の政治的解決を推進していく」と述べました。
安保理の今月の議長であるインドネシアのディアン・トリアンシャー・ジャニ国連大使は「メンバー国の意見は食い違っており、米国の主張に応じて行動することはない」と表明しました。(ジョウ、浅野)