北京
PM2.577
23/19
外交部の趙立堅報道官は20日に北京で行われた定例記者会見で、「米国の大統領選に興味はなく、干渉したこともない」と表明しました。
報道によりますと、ホワイトハウスの対中鷹派と言われるピーター・ナバロ米大統領補佐官(通商担当)は現地時間19日、「中国は民主党と共通した認識に達している。『中国共産党が作り上げた世界で蔓延している伝染病に対して責任を取るべき』とトランプ政権を非難することで、11月の大統領選でトランプ氏を打ち倒そうとしている」と指摘したということです。
これに対する中国側の考えについて、記者から質問が上がり、趙報道官は、「ナバロ氏の発言はでたらめだ。米政府が新型コロナウイルスによる肺炎と戦う中で、どんな言動を取ってきたのかについては、米国民に最も発言権があり、国際社会も注目していることだ」と強調しました。
趙報道官は、また、「米大統領選について、何度も言及しているが、米大統領選は米国内の事務である。我々は興味がなく、干渉したこともない」と示したうえで、米国の政治家が自らの私利のために大統領選で中国のことに関わらないよう求めました。(藍、星)