北京
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23/19
新型コロナウイルス感染症が今も米国で猛威を振るい続けています。米ジョンズ・ホプキンズ大学が現地時間15日に発表した最新統計によりますと、米国で確認された感染者は累計で535万人に、死亡者が17万人に達したということです。また、米疾病予防管理センター(CDC)の予測によりますと、向こう3週間、米国で新型コロナウイルス感染症を原因とする死者が1~3万人に上るだろうということです。
全米各州で感染状況が最も深刻なカリフォルニア州では、感染者数が累計60万人を超えており、全米で感染者数が60万人の大台を突破した初の州となりました。
一方、米国ではPCR検査は依然として大きなプレッシャーにさらされています。米ニュース専門チャンネルCNBCと調査会社Dynataが行った合同調査によりますと、PCR検査を受けた米国人の4割以上は、検査結果の通知を受けるまでに少なくとも3日間以上待たなければなりません。保健専門家は、「このような結果はもう意味がない」と批判しています。
ハーバード大学の公衆衛生専門家アシシ・ジャハ(Ashish Jha)博士は、「米国は、7カ月前にも認識されていた感染病に対し、簡易検査すらできていないのが、おかしいことだ」と訴えました。
トランプ米大統領が11月までに、米国内でワクチンの一つが実用化できるよう働きかけ続けていますが、米公共ラジオNPRと公共放送PBSの報道番組「ニュースアワー」、米マリスト大学世論研究所がこのほど行った合同世論調査(NPR-PBS NewsHour-Marist)の結果では、三分の一以上の米国人は「ワクチンが承認されても、接種するつもりはない」と答えています。(Lin、Yan)