北京
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韓国75回目「光復節」記念式典で演説中の文在寅( ムン・ジェイン)大統領
8月15日は韓国では独立記念日に当たる「光復節」です。文在寅( ムン・ジェイン)大統領は75回目となる「光復節」の記念式典で演説し、その中で、昨年以降、悪化が続く韓日関係を重点的に言及して、「いつでも日本政府と向き合う準備ができている」と述べました。
ムン大統領はまた、「2005年、第二次世界大戦期間中に徴用工として日本に連行され、強制的に働かされた被害者は、徴用先の日本企業を相手取って損害賠償を求めた訴訟は、2018年に韓国最高裁で勝訴したが、原告4人の中、3人が相次いで逝去し、健在者が1人となっている。政府としては、国民個人の尊厳を守ることは国益の損害にならないことを行動で証明していく」と話しました。
さらに、最高裁の判決の尊重、被害者の受入れ同意という原則に基づくと同時に、韓日が被害者の人権尊重という共通認識に基づいて対話の契機を見出すことを提案しました。そのうえで、「韓国政府はいつでも日本政府と向き合う準備ができている」と述べました。
ムン大統領はまた、「真の光復とは、朝鮮半島の平和的統一である。韓朝双方はより緊密に協力し、平和共同体と経済共同体を築いて、平和共存の扉を開いていくべきだ」と強調しました。(殷、Yan)