北京
PM2.577
3/-2
アラブ首長国連邦外務省は13日、声明を発表し、イスラエルとの全面的な国交正常化を実現すると明らかにしました。
声明によりますと、アラブ首長国連邦のムハンマド・アブダビ皇太子、イスラエルのネタニヤフ首相、米国のトランプ大統領は同日、電話会談を行い、アラブ首長国連邦とイスラエルが全面的に国交を正常化することで合意しました。向こう数週間のうちに、双方の代表団は投資や観光、直行便、治安、大使館の相互開設などが盛り込まれた二国間協定に調印します。
これに対して、パレスチナのアッバス議長は同日夜、「米国の斡旋で達成したこの合意を受け入れられない」と強い姿勢を示しました。その上で、「この合意は事実上、エルサレムがイスラエルの首都であることを承認したものだ」とし、合意からの即時離脱をアラブ首長国連邦に求めました。
また、報道によりますと、国連のグテーレス事務総長は13日、報道官を通じて発表した声明で、この合意達成に歓迎の意を示した上で、「イスラエルとパレスチナの指導者が交渉を再開するチャンスになることを望む」と述べました。(朱、吉田)