手工芸で起業するエヴェンキ族の娘

2020-08-11 14:33  CRI

 ウレンさんは内蒙古自治区フルンボイル市エヴェンキ族自治旗の、誰もが知っている「太陽花」という民族的な手工芸の達人です。

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記者に自分の起業物語を紹介するウレンさん

 エヴェンキ族の伝統的な装飾品のうち、牛や羊の革と毛などを使って作った手工芸品「太陽花」は温かさと光明への憧れを示しています。

 2005年、草原では民泊観光が盛り上がりました。草原で成長したウレンさんは観光客と接する中で、多くの観光客が「太陽花」に強い興味を持つことを発見。牧畜民の娘たちと共に手工芸屋を立ち上げ、2010年には60万元を調達して手工芸の制作室を開設しました。

 ウレンさんたちが最も簡単なデザインの縫製から革の裁断、さらにはデザインをこなすようになるまで、また顧客の訪れを待つ状況から国内外の展示即売会に年30~40回参加するようになるまで、この間にますます多くの人がエヴェンキ族の手工芸を知るようになりました。2016年、ウレンさんは自治区クラスの無形遺産の代表的伝承者として認められ、手工芸制作室は会社へと成長しました。

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手工芸の作業台

 ウレンさんの娘エジマさんも大学卒業後に故郷に戻り、母親を支えながらオンラインとオフラインのキャンペーンによって販売ルートを拡大しました。

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「太陽花」を紹介するエジマさん

 現在、会社はエヴェンキ旗民族文化産業起業パークに移転し、無形遺産の体験館を設立しました。エヴェンキ族の独特な無形文化遺産を子供たちに体験してもらうことができ、それと同時にこれらの古い民族的な手工芸も新たな発展を遂げました。(玉華、浅野)

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「太陽花」を制作する子供たち

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