米国の新型コロナウイルス感染者、累計500万人超

　米ジョンズ・ホプキンス大学が9日に発表した新型コロナウイルス感染症の最新統計データによりますと、米国の累計感染者数はすでに500万人を超えており、死者の数は16万2000人を上回ったとのことです。

　統計によりますと、米国で最初の症例が確認されてから感染者数が100万人に至るまでは99日、100万人から200万人までは43日、 200万人から300万人には28日、300万人から400万人には15日、 400万人から500万人には17日かかりました。 米国の疫学者は「米国は現在、感染症発生状況に対応する新たな段階にあり、感染症は極めて広く蔓延している」との考えを示しました。

　感染症の発生を効果的に抑制するため、米国の科学研究機関と製薬企業は関連するワクチン、薬物及び治療法の難関突破を急いでいます。 7月27日、米バイオテクノロジー企業のモデルナと製薬大手のファイザーはそれぞれ新型コロナウイルスワクチン第3期臨床試験を開始しました。2つの試験に各3万人のボランティアを募集するとのことです。米国の新規感染は緩和の兆しを見せていますが、依然として深刻なレベルで推移しています。これは米国の感染予防とコントロールが直面している厳しい情勢を浮き彫りにしていると見られています。（雲、浅野）