北京
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チベット自治区吉隆(キドン)県吉隆鎮の達曼村には約200人の達曼人が住んでいます。彼らはネパール人移民の子孫たちで、達曼人の祖先は6、7世代前にネパールからこの地に移住し、「国籍のない人」となっていました。しかし、2003年、国務院の認可を経て、達曼人が中国国籍に正式に加入し、彼らは長きにわたる不安定な生活を終えました。
2004年、チベット自治区と吉隆県政府が住居建設プロジェクトを開始し、翌年には総面積3664平方メートルに上る達曼新村が完成、すべての達曼人が新居に転入しました。
貧困脱却の堅塁攻略戦が始まって以来、達曼村の貧困世帯は党や政府の貧困扶助の各政策を同等に享受し、2019年、達曼村の貧困世帯の全員が貧困脱却を実現し、村民一人当たりの年収は1万1000元に達しました。
村民のミマさんは綺麗な自宅で、「達曼村の人々にとって、今豊かになる機会とルートがますます多くなっている」と笑顔で語りました。
ここ数年来、吉隆口岸は急速に発展し、強大になりました。吉隆国際国境貿易市場がすでに完成・竣工し、中国・ネパール鉄道の実行可能性研究が日程に上がっており、国家の「一帯一路」イニシアチブの推進に伴い、吉隆口岸はすでに南アジアに向けた開放の橋頭堡となっています。この中で、村人たちは達曼村が必ず風に乗って波を切り、より美しい明日に向かうと信じています。
伝統舞踊をしている達曼村民たち