趙雲莎記者が伝えるチベットの今―⑦薩迦県中学校は多様な形で生徒の総合的素養を向上

2020-08-07 17:01  CRI

 薩迦県中学校はチベット・シガツェ市の中心部から西に150キロメートルの距離にある、平均標高4468メートルの文化古都・薩迦県に位置する学校です。1975年12月の設立で、現在は1~3年までの41クラスで計2059人が学んでいます。そのうち、2033人が農民と牧畜民の子供だということです。

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 学校の敷地内に一歩足を踏み入れると、都市部と変わらない現代的な校舎・食堂・グラウンドが目に入ります。学校では標準語とチベット語のバイリンガル教育が行われ、芸術、音楽、民族舞踊などの特色ある授業も用意されています。学校は多様な教育形式で生徒の芸術的教養、総合的素養を高めようと、健康的で楽しいキャンパスの雰囲気作りを心掛けています。

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 美術課のソランドジ教諭は「芸術という形でチベットの歴史文化を伝承していきたい。それが私たちの誇りであることを子供たちに知ってもらいたい」と語りました。

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 英語課のダワツジン教諭は、「1年生から3年生まで英語の授業を設けたが、言語環境の不足のため、生徒は勉強に比較的苦労している。われわれ教員はこうした困難を絶対に克服し、将来、社会に何らかの影響力を及ぼす生徒を育てたい」と述べました。

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 英語の授業が一番好きだという3年生のミマゾマさんは、「将来の夢は英語の先生になること」と語りました。

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 科学実験室で実験をしていたミナゾマさんは、「科学の授業が大好きで、将来は宇宙飛行士になりたい」と話しました。

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 チベットに広く伝わる楽器・扎念琴の演奏(現在、学校では32人が扎念琴の勉強中)

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 音楽教師が楊琴で子供たちの扎念琴と合奏

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