北京
PM2.577
23/19
中国外交部の汪文斌報道官は5日の定例記者会見で、フィリピンの中国に対する前向きな発言について、「同国が独立した外交方針を実行することを示すと同時に、地域諸国が平和を求め、発展を促進するという共通の心の声を反映している。そして、この地域以外の一部の国によって南海が緊張状態に陥ることは、地域諸国の願うところではないと、十分に物語った」と述べました。
報道によりますと、フィリピンのロレンザーナ国防相はこのほど、「南海の緊張情勢の激化を避けるため、ドゥテルテ大統領の命令によって、フィリピンは他国が南海で行う軍事演習に参加しないものとする。フィリピンは平和的手段と法治による紛争解決を堅持し、中国との友好関係を発展させたい」と示しました。
汪報道官は記者の質問に答えた際、「現在、中国はフィリピンを含むASEAN諸国と共に、力を合わせて新型コロナウイルス感染症と戦い、経済を回復させている。いま必要なのは団結と協力、平和と安定だ。双方の共同努力の下で、上半期には貿易と投資が共に成長し、力強い発展の勢いを見せた。中国はこの地域の各国と共に感染症を克服し、この発展の勢いを保ち、この地域の人々の共通の福祉を維持していきたい」と強調しました。(玉華、謙)