北京
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世界保健機関(WHO)の緊急対応の責任者であるマイク・ライアン氏は現地時間3日、WHOの定例記者会見で、「中国武漢は非典型的な肺炎を対象とする監視・測定システムを持っていることで、警告を出した。だが、これは武漢が新型コロナウイルスの異種伝染の場所だということを意味するものではない」と指摘しました。
また、WHOのテドロス事務局長はこの日、「今週中にマスクに関する挑戦を行う予定だ。それは世界各地の人々がマスクを着用する写真をネットにアップしていくことを奨励することだ」と発表しました。テドロス事務局長はその際、自身がいつもマスクと消毒剤を所持し、人出の多いところでマスクを着用し、消毒剤を使用することを説明したうえで、「マスクはウイルスを止める肝心な道具の一つで、団結を表している」と指摘しました。
テドロス事務局長はまた、「開発中の多くのワクチンは第3期の臨床試験の段階に入った。より多くのワクチンが開発され、人々が感染を避けられることを望んでいる。現在、新型コロナに『速やかに効く薬』は存在しない。今後も現れないかもしれない。今のところ、感染を食い止められるかどうかは公衆衛生や疾病コントロールのインフラによって決められる。一般人に対する検査や感染者に対する隔離や治療、そして接触者の追跡や隔離などである」と述べました。(藍、浅野)