北京
PM2.577
23/19
マーナサローワル湖(瑪旁雍錯)はチベット自治区ガリ地区プラン県東側から35キロ離れ、神の山と呼ばれるカイラス山の東側に位置しています。
遠く眺めるマーナサローワル湖の様子
マーナサローワル湖は、内陸の淡水湖で、標高4588メートル、面積412平方キロで、周囲の雪山から一年中水が流れ込んでいます。その周囲の自然風景は非常に美しく、昔から仏教信者が聖地「世界の中心」と見なしています。この湖は中国で2番目に貯水量の多い天然淡水湖で、湖水の透明度が最も高い淡水湖でもあり、ヤムドク湖(羊卓雍錯)やナムツォ(納木錯)と並んで、チベット三大「聖湖」と呼ばれています。
湖で水遊びをしているチャガシラカモメたち
同自治区は近年、生態保全の推進に力を入れており、マーナサローワル湖周辺の環境はますます向上しています。また、その中で養育された生物種群と高原気候や生態環境への特別な役割があるため、2017年に国家級湿地自然保護区として登録されました。 自然保護区内で、管理者がパトロール監視中にチベットカモシカ2513頭、ヤク900頭余、チベットロバ300頭余、オオカミ10頭などを発見したということです。(取材・写真:趙雲莎)