北京
PM2.577
23/19
シンガポールのリー・シェンロン首相は28日、米国のシンクタンク「大西洋評議会」が主催したオンライン座談会で、「次に就任する米国大統領がまずは中国との関係を安定化させることを望む。なぜなら、アジアの長期的安定と繁栄の基礎となるからだ。それと同時に、次期米国大統領は共和党と民主党が共通認識に達した上で、安定的かつ予測可能な外交政策を確立してほしい」との期待を寄せました。
さらに、「次期米国大統領に誰がなったとしても、シンガポールは中米関係の安定を望んでいる。共和党と民主党の交替によってアジアに対する立場が変わるのではなく、両党間のアジア政策における共通認識の達成により、アジアの国々との安定的な関係を確保できることを期待している」と述べました。
また、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に関連する質問について、リー・シェンロン首相は、「シンガポールは5Gネットワークの案を募集する際、ファーウェイがサプライヤーになることを排除していない」として、「シンガポールのキャリアはファーウェイとの連携を選択しなかったものの、今後はファーウェイが5Gネットワークの構築に参入する可能性は十分にある」と示しました。(閣、星)