北京
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外交部の汪文斌報道官は28日、北京で行われた定例記者会見で、「中国はASEAN諸国と共に『南海行動準則』協議を推進し、中国とASEAN諸国が共に従う行動基準を早期に達成するよう努力する」と述べました。
アメリカのポンペオ国務長官はこのほどツイッターで、「南海は中国の海上帝国ではなく、国際法に違反している」と発言しました。これに対して、汪報道官は「ポンペオ国務長官は南海問題について言論攻撃を行い、中国に泥を塗っている」とコメントしました。
汪報道官はまた、「アメリカは南海問題の当事国ではなく、『国連海洋法条約』の締約国でもないが、南海の主権問題において立場を有さないという承諾に公然と背き、実際は中国とASEAN諸国との関係を裂き、対立するよう挑発している。ポンペオ国務長官に教えたいのは、南海はアメリカのハワイではない。少数の米国政治家が南海を攪乱しようとするならば、この地域の各国とすべての平和を愛する人々は同意しないだろう」と述べました。
また、フィリピンのドゥテルテ大統領は27日、「フィリピンは引き続き独立外交政策を実行し、中米どちらかの側に立つことはない。米国がフィリピンの軍事基地に復帰することに同意せず、南海問題においては中国と対抗しない」と述べました。
これに対して汪報道官は、中国側がドゥテルテ大統領の南海問題における態度を賞賛し、フィリピン側と引き続き両国間の友好的な協議を通じて海上紛争を適切に処理することへ期待を寄せました。(とんとん、CK)