アジア太平洋地域の貿易投資の安定を＝鐘商務部長

　アジア太平洋経済協力会議（APEC）参加国の貿易担当相らは25日、新型コロナウイルス感染症対策に関するテレビ会議を行いました。鐘山商務部長は、全面的に協力を強化し、感染症の影響を減らし、アジア太平洋地域の貿易・投資の安定化に取り組み、人類の衛生健康共同体を共に構築することを強調しました。

　鐘商務部長は、「中国は、APEC各国の感染症対策を支援するため、感染症対策物資の購入の利便化措置などを講じており、今後もそのために努力していく。中国としては、アジア太平洋地域の感染症対策をめぐる協力の強化、貿易と投資の確保、感染症終息後の地域経済一体化に向けた計画づくりを提案したい」と述べました。

　会議では、「APEC貿易担当相共同声明」と「新型コロナ感染症対策の重要物資の流通促進に関するAPEC貿易担当相宣言」が発表されました。また、各国は感染症の早期終息に向け、より緊密に協力すること、自由で公平で差別のない、透明かつ予測可能な地域貿易投資環境を保ち、アジア太平洋地域経済の早期回復を推進することについて一致しました。（鵬、謙）