北京
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米政府が21日、ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を突然中国に求めました。その背後の政治的な動機が外国メディアと学者から疑問視されており、「大統領選挙のための対策だ」と歯に衣着せぬいい方で評価されています。
23日の米CNNの報道によりますと、米政府の感染症対策の不備により、トランプ大統領は選挙前の世論調査で支持率が低迷しています。ホワイトハウスのスタッフは非公式の場で、中国への強硬な政策はトランプ大統領の低迷する支持率を挽回するためのもので、と同時に、感染対策に失敗したホワイトハウスの責任をそらすためのものでもあると話しました。
CNNの23日付の報道
英国放送協会(BBC)も、大統領選挙を間近に控える米国は、感染拡大により、経済が深刻なダメージを受けている中、トランプ氏は「中国カード」を持ち出したほうが、政治的には優勢に立てると判断したと分析しています。
米CBS放送によりますと、トランプ大統領の再選は感染拡大によって困難になっており、同氏は感染拡大を理由に中国を再三にわたって非難しています。米国では、「中国による米国搾取」というトランプ大統領のばかげた論調に対し、毎日のように新たな行動が起きています。
22日付のCBS放送の報道
更に、AFP通信の論説は、米国は世界最大の二つの経済大国間の緊張関係を一層エスカレートさせており、それだけ、中国経済は重要であることが示されていると分析しています。(Mou、Yan)