北京
PM2.577
23/19
英国のラーブ外相は20日の議会下院で、「香港との犯罪人引き渡し条約を即時かつ無期限に停止し、併せて香港への武器販売も禁止する」と発表しました。これを受けて、多くの国の人々から、「英国は粗暴に中国の内政に干渉し、香港国家安全維持法の施行を妨げ、香港の繁栄と安定を破壊しようとしている。英国の行為は国際法と国際関係の基本ルールに背くものだ」との声が出ています。
フィリピン紙「ザ・フィリピン・スター」のコラムニストは、「英国は『中英共同声明』の約束に背いた。こうした中国の内政に公然と干渉する行為は、その虚偽性と新植民地主義の企てを暴露するものであり、両国の友好関係を損なった」との考えを示しました。
パキスタンのイスラマバード国際問題理事会のサイード・チョードリー主任は、「英国は、香港がもはや英国の植民地ではないことを認識すべきだ。英国による中国の内政への干渉は、国際法と国際関係の基本ルールに反している」と述べました。
インドネシアのシンクタンク、アジア・イノベーション研究センターのバンバン・スルヨノ(Bambang Suryono)会長は、「英国による一連の行為は、米国に追随する外交の結果だ。英国は、対中国政策で立場を失った。中国の内政に粗暴に干渉した英国は非難されるべきだ」としました。
エジプト議会のサミール・ガタス議員、ケニアの国際問題専門家のCavens Adhir氏や、ウズベキスタンのタシケント国立東洋学大学のアンリー・シャポフ副教授らも英国の行為を批判しています。(殷、柳川)