北京
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中国・ベトナム協力指導委員会の第12回会議が21日に北京で開催されました。王毅国務委員兼外交部長とベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相がこの会議の共同議長を務めました。
王国務委員兼外交部長は席上、「新型コロナウイルス感染症の発生以降、中国とベトナムはそれぞれの制度上の優位性を生かすことで感染症を効果的に抑制してきた」と前置いた上で、両国間の貿易について「今年上半期における中国・ベトナム間の貿易額は18%以上増加した。これは双方の協力に巨大なポテンシャルと補完的な優位性があることを示している。両国はこれを大切にしなければならい」と述べました。
これを受けて、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は「ベトナムは常に中国との関係発展を外交政策の最優先事項にしている。両国関係の将来的な発展を確信している」と改めて表明しました。
また、南海問題について王国務委員兼外交部長は「中国とベトナムは、両国の党同士と最高指導者同士の間で達成されたコンセンサスに従い、2国間の対話と協議を通じて意見の食い違いをコントロールし、公正かつ合理的な解決案を探る必要がある。中国とベトナムは、ほかの東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と共に、『南海各方面行動宣言』を遵守し、『南海行動準則』に関する協議を進め、外部からの干渉や破壊活動に一切の機会も与えないようにすべきだ」と指摘しました。
これについてファム・ビン・ミン副首相兼外相は「ベトナムは中国と共に、南海の平和と安定を共同で維持し、海上における協力および共同発展を促進していく」と語りました。(任春生、謙)