北京
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中国農業農村部は16日、2020年上半期(1~6月)における中国の農産物市場は新型コロナウイルスによる感染症の試練に耐え、農産物の供給が全体的に安定しており、価格の変動は許容範囲内であると明らかにしました。
農業農村部が実施したモニタリングデータによりますと、季節的要因や突発的な新型コロナウイルス感染症の流行による影響を受け、2月の農産物卸売価格200 指数は6.7ポイント上昇し135.7になりましたがその後、価格が下落に転じ、6月の指数は1月を大きく下回っているということです。
農業農村部の担当者によりますと、「中国は現在、夏の穀物が豊作で、主要穀物の作付面積が安定しており、米や小麦の在庫は十分で、豚肉の生産量が回復傾向にあり、野菜の安定供給が保たれている。下半期(7~12月)、農産物市場の全体的安定を維持する基礎的条件は良好で、穀物や野菜、肉類は全体的に保障できる」ということです。
なお、農業農村部の韓長賦部長は5月、「中国の穀物はここ数年豊作が続き、在庫が十分で、二大穀物である米と小麦の自給率は100%に達している。現在、1年分以上の生産量を備蓄しており、全国人民の食料1年分に相当する」とし、「我々は食糧安全に十分な自信と確信を持っている」と述べました。(閣、多部)