北京
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米国ではこのほど、新型コロナウイルスの感染者が300万人、死者が13万人を上回り、いずれも世界最多になりました。その後には、ブラジル、ロシア、インド、ペルー、チリなどが続いています。これについて、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は「世界の新型コロナ感染者が40万人に達するまで最初の段階では12週かかったが、現在は先週1週間で新規感染者数が40万人に上った」と指摘し、「感染拡大が依然加速しており、ピークにはまだ達していない」と警告しました。
また、中国国際問題研究院の阮宗沢研究員は、「世界各国は感染防止と経済活動再開という二つの課題を抱えている」とし、「現在、国際社会が最も必要としているのは一丸となって新型コロナに対応することだ。世界各国が多国間主義といった共通認識をより堅持し、WHOの核心的な役割発揮を支持し、連携して世界の公衆衛生の安全を保障していくことが求められている」と述べました。
さらに、米国のワシントン・ポストは、テドロス事務局長の文章を掲載し、「現在、世界で141種類の新型コロナのワクチンが開発中で、先頭を走っている国は、数ヶ月後には成功を収めるだろう」と述べました。これについて、アナリストは「関連ワクチンが使用されるまで、感染症は拡大していくだろう。このような状況のもと、感染拡大防止における国際協力はさらに重要になる」とみています。(朱/藤野)