北京
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現地時間11日午後、米国のトランプ大統領はメリーランド州の軍事医療施設で負傷した兵士と第一線の医療スタッフを見舞った際にマスク姿で登場しました。米メディアによりますと、新型コロナウイルスが米国で感染拡大した後、トランプ大統領がマスク姿で公の場に姿を見せたのは今回が初めてだということです。
呼吸器感染症の予防対策として、マスクは非常に重要な役割を果たしています。しかし、多くの米国民はマスク着用に強い抵抗感があります。これは、米国での感染拡大がなかなか封じ込められない要因の一つにもなっています。統計によりますと、現在、米20余りの州とワシントンDCは公共の場でのマスク着用を義務付けています。しかし、大統領としてのトランプ氏が公の場に姿を見せた時には一切マスクを着けなかったことは、公衆衛生の専門家から批判を浴びています。また、多くの米政治家は、マスクを着用して模範を示すようトランプ大統領に繰り返し呼びかけてきました。
最近、米国の多くの地域で高温警報が相次いで出され、感染拡大に加え、コロナ対策と熱中症対策はいずれも厳しい課題に直面しています。今週末、メキシコ湾から南西部の砂漠地帯にいたるまで高温警報が出されています。中でも、テキサス州中部で最高気温は華氏106度(摂氏約41度)に、西部で華氏120度(摂氏約49度)になるだろうと予測されています。米疾病予防管理センター(CDC)は、公共の場では高温の影響があっても、マスクを着用した上、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取るよう市民に注意を呼びかけています。(ミン・イヒョウ Yan)