北京
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7月6日に出版されたイギリスの医学雑誌「ランセット」で、スペインの医学研究チームの最新研究結果が発表されました。研究結果によりますと、「集団免疫」による新型コロナウイルスの抑制は難しく、人の集まりを避け、新規感染者およびその濃厚接触者を適時発見・隔離することが、依然として今後感染症をコントロールするうえで必要な手段であるということです。
この研究は、スペイン保健省の支援で6万人超を対象に実施されました。研究の結果、スペイン全国民のうち新型ウイルスの抗体を持つ人は5%程度で、抗ウイルスに対する「集団免疫」の形成にはまだ程遠いと結論づけました。研究責任者のマリーナ・ボリアン氏は「感受性の高い人の大量死や医療システムの過負荷運転などの重い代償を受け入れない限り、現時点で『集団免疫』を実現することは難しい」と述べました。
これについて、「ランセット」は、ウイルスが猛威を振るっている一部の地域でも「集団免疫」は実現しにくいと見込んでいて、自然感染によって「集団免疫」を達成しようとする試みは道徳的ではなく、成功する可能性が低いとしています。(雲、CK)