北京
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米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長で伝染病専門家のアンソニー・ファウチ氏は現地時間30日、米上院の公聴会に出席した際、米国の感染症に対する抑制活動に強い不満を示し、「米国は誤った方向に進んでいる。現時点では完全にコントロールできていない」と述べました。
6月30日、アンソニー・ファウチ氏が米上院の公聴会に出席
ファウチ氏は、「米国では現在、毎日4万人以上の感染者が確認されている。もし現時点の勢いが逆転できないなら、将来、毎日の新規感染者が10万に達しても驚くことではない」と示しました。
また、ファウチ氏は米国の感染症に対する抑制活動に強い不満を示し、「私は現在発生している状況に不満だ。新規感染者の増加曲線は私たちが誤った方向に進んでいることを示しているため、私たちは早急になにか対策を取る必要がある」と述べ、「我々が現時点で状況を完全にコントロールできていないことは明らかである」と指摘しました。
なお、米国の感染症は持続して悪化の一途をたどり、7月1日の感染者数は初めて5万人を超え、30州以上で感染症の状況が台頭しています。(雲、星)