新型コロナ研究に進展 各国の“実際の感染時期”前倒しの可能性も

2020-06-28 18:42  CRI

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 香港の新聞『大公報』は28日、「世界で新型コロナウイルス感染症に関する研究が深まるにつれて、多くの国で感染の『タイム・ライン』が見直されつつある」と報じました。各国で最初に感染者が出た時期や、国内での感染が始まった時期が、これまで考えられていたよりも大幅に前倒しになる可能性が出てきています。

 日本の加藤勝信厚生労働相は今年5月15日、赤十字社を通じて、昨年初めごろの関東・甲信越地方の500人分の献血血液を検査した結果、2人(0.4%)が陽性だったと明らかにしました。

 スペインのウイルス学者は今月26日、昨年3月に採取された廃水サンプルから新型コロナウイルスが検出されたと発表しました。これは、中国で初めて感染者が報告された時期より9カ月も前のものです。

 また、米国ニュージャージー州ベルビル市のマイケル・メルハム市長は5月初め、自身について「4月下旬の抗体検査で陽性反応が出た(すでに抗体を持っていた)」と明かし、思い返せば昨年11月に出た発熱などの症状が新型コロナウイルス感染症だった可能性があると述べています。

 カリフォルニア州サンタクララ郡が4月に公表した報告書によりますと、同郡では今年2月6日に新型肺炎による死者が報告されていたということです。カリフォルニア州での流行は今年1月もしくはそれ以前から始まっていたと見られています。

 欧州では、フランスのコルマール市にあるアルベール・シュヴァイツァー病院が5月7日にコミュニケを発表し、同院で昨年11月1日から今年4月30日まで撮影された胸部レントゲン写真2456枚を再確認したところ、感染の疑いがあった患者のうち最も早かったケースは昨年11月16日まで遡ることができるとしています。これまでフランス連帯・保健省によって最も初期に発表されていた新型肺炎患者は1月24日の3人で、これは、欧州全体でも最初の感染例とされていました。

 さらに、英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンなどの研究機関の研究チームは、世界中の新型コロナウイルス感染者から集めた7500以上のウイルスゲノムに関するデータを分析し、これらのウイルスに共通するルーツは2019年末のものだとしています。

 新型コロナウイルスの起源を確かめることは難しく、結論を出すには時期尚早ですが、世界各国は公開される情報に目を向け、よく考え、国際協力に全力を挙げる必要があると言えるでしょう。(鵬、任、朱、謙)

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