北京
PM2.577
3/-2
米ホワイトハウス・新型コロナウイルスパンデミック対策本部(タスクフォース)の主要メンバーの一人で、感染症専門家のアンソニー・ファウチ博士は26日、「一部の州で見られる新規感染者数のリバウンドは、一部地域が再び『深刻な問題』に直面していることを意味する」と述べ、危機感を表しました。また、一部の地域で新規感染者数が急増した原因については、経済活動の早すぎる再開や人々が感染対策ルールを厳守していないことに関係しているとの考えを示しました。そのうえで、ファウチ博士は「今後、この勢いを阻止できない場合、現在感染者数が減少傾向にある州でも再び感染拡大の影響を受ける可能性がある」と述べたほか、フロリダ州、カリフォルニア州、テキサス州の現在における深刻な感染状況にも懸念を示しました。
これに先立ち、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏はインタビューを受け、「米国政府の感染症対策はまだまだ不十分なもので、アジアの国々とは比べ物にならない。われわれは、厳格な検査も実施していなければ、濃厚接触者の追跡と隔離もしていない。マスクの着用もアジアと比べるとずっと少ない。感染症の世界的大流行、特に米国での大流行は思ったほど楽観視できないものだ」と話しました。(ミン・イヒョウ CK)