北京
PM2.577
3/-2
欧州連合(EU)は17日、外国の補助金に関する白書を発表しました。白書では、「『EUの単一市場に対する外国の補助金のねじれた影響』について措置を講じる」としています。その措置には、3年以内に20万ユーロ以上の外国の補助金を受けた企業を調査すること、関係企業がEU企業を買収する際に自ら申請および審査を受けること、関係企業のEU政府調達への参与を審査・制限することが含まれます。アナリストは、「この白書は主に中国企業のEUにおける買収に対するものだ」と指摘しています。
EU駐在中国使節団は同日、これに対して、「EUの関連措置が世界貿易機関(WTO)の基本原則を遵守し、保護主義の妨害を避けて、補助金を理由とする新たな貿易障害を設置しないことを望む。当面の間は、各国が共同で新型コロナウイルス感染症に対応する特別な時期にあるため、EUは消極的なシグナルの発信を避けるべきだ」と述べました。
また、「補助金は各国でよく使われる政策ツールであり、欧米などの先進国は補助金政策の主要な使用者である。中国の補助金措置の目的は環境保護と省エネの奨励、技術開発やイノベーションのサポート、企業の構造調整の促進であり、WTOの規則に符合する」と示しました。(玉華、星)