北京
PM2.577
23/19
王毅国務委員兼外交部長は17日、インドのジャイシャンカル外相と電話会談を行いました。
王外交部長はその中で、15日夜にインド国境警備隊の挑発的な越境行動により国境地帯で衝突が起きたことについて、「インド軍のこうした危険を伴う行為は両国間の国境問題に関する協定に違反し、国際関係の基本準則に背いた」と強く抗議しました。また、インド側に対し、本件に対する徹底調査や責任者への追及、部隊の管理強化、挑発的な行動の停止および再発防止などを求めました。
王部長はさらに「中国とインドはいずれも10億を超える人口を抱える新興国であり、自身の発展を加速させることを歴史的使命としている。双方は尊重し合い、支持し合うべきだ」と述べ、今後は両国の指導者が結んだ共通認識を踏まえて、国境問題に関する意思疎通を強化し、共に国境地帯の平和と安定を守っていくよう呼びかけました。
ジャイシャンカル外相はインド側の立場を伝えた上で、インド側として両国関係の大局に立脚し、対話を通して国境地帯のトラブル解決や情勢緩和に取り組む姿勢を示しました。
双方はガルワン渓谷地区の事態収拾や、両国間の司令官級会合で達した共通認識の遵守、地域の情勢緩和と安定維持に努めることで合意しました。(洋、CK)