国際オンライン論評:ハーバード大の論文は北京の世論に対する攻撃

2020-06-15 18:36  CRI

 このほど、ハーバード大学の学術プラットフォーム「DASH」で、論文が掲載されました。その内容は武漢の病院の駐車事情と検索エンジンのデータを基にして、昨年の秋に新型コロナウイルス感染症が広がり始めた可能性があるというもので、広く関心を集めています。

 この論文は同じ分野の学者の審査を受けていない「独特」な研究手法を用いています。2018年10月と2019年10月の二つの時間帯を引合いにだし、多くの武漢にある病院の駐車場の車両台数変化や二つの時間帯で中国のネット利用者が検索サイト「百度(バイドゥ)」で「せき」と「下痢」の検索件数を比較したもので、新型コロナウイルスが2019年の秋に中国で広がり始めていたとする結果を示しました。

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 この研究手法は慎重性に欠けていると言えます。なぜなら、病院の駐車台数の変化をもたらす要素はあまりにも多過ぎるためです。最も肝心なことは、衛星写真は連続的なものではないため、それによって車両台数の変化を分析しても実際の状況を反映できるのかは疑問が生じます。

 実際、作者も論文内で、二つの方面のデータの増加と新型コロナウイルスの関係性は直接証明できないことを認めています。

 10日、米誌「フォーリン・ポリシー」で掲載された文章は、「この論文には念入りに選出したデータが含まれているなど、大きな問題が存在している」と指摘しました。

 そのため、この論文の学術的価値には疑いの余地があると言えます。

 9日、中国外交部の報道官もこの問題についてコメントしました。報道官は、「交通量などの表面的なものから、このような結論を下したことに根拠はない」と示しました。

 ウイルスの発生源を追跡することは科学的かつ厳密な姿勢で取り組まなければなりません。ハーバード大学の学術プラットフォームで掲載されたこの論文の最大の混乱は、「科学の衣」を纏っていることです。一部の独立した思考の欠けている人にとって、相当に強い誤解を招くものです。

 ウイルスは全人類の敵ですが、虚偽の情報やデマ、偽りの科学もウイルスと同じ全人類の敵ではないでしょうか。(ヒガシ、星)

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